#人材管理
2024/08/19

エンゲージメントとは?意味や従業員満足度との違いやメリットと高める方法について解説

目次

エンゲージメント(engagement)とは、企業と従業員の間の信頼度や愛着などの関係性の強さを表す指標です。

エンゲージメントが向上することで、企業は優秀な人材を確保しやすくなったり、離職率の低下や、自社の業績の向上などのメリットが得られることから、エンゲージメントを高めるは、企業が中長期的に成長したり、企業価値を高めるために重要なものと言えます。

この記事では、エンゲージメントの意味、従業員エンゲージメントとは、従業員満足度との違い、エンゲージメントが重視される理由、エンゲージメントを高めるメリット、ワークエンゲージメントなどのエンゲージメント指標、エンゲージメントを高める方法について解説します。

従業員エンゲージメントを高めるカギ

エンゲージメントとは

エンゲージメント(engagement)とは、「約束」「契約」「婚約」を意味する言葉です。

ビジネスでのエンゲージメントには、大きく分けると、企業と顧客間の関係性である「顧客エンゲージメント」と、企業と従業員間の関係である「従業員エンゲージメント」の2種類があります。

従業員エンゲージメントとは、従業員の会社に対する「愛着」や「貢献したいという意欲」

など、「愛社精神」を表し、従業員エンゲージメントが向上することで従業員のモチベーションや業績の向上につながります。

顧客エンゲージメントとは、企業と顧客との「つながり」や「親密性の強さ」を表し、顧客エンゲージメントが高まると、顧客が自社の製品やサービスにより親しみを持ち、売上や業績の向上につながります。

従業員エンゲージメントとは

従業員エンゲージメントとは、従業員が会社の向かっている方向性(企業理念)に共感し、業績向上のために、自発的に「会社に貢献したい」と思う意欲のことを指します。

一言で表すなら、「従業員の企業に対する信頼の度合い」や「従業員と企業とのつながりの強さ」と言えます。

従業員エンゲージメントは、従業員が企業のビジョンや方向性を理解し支持している状態を指す「理解度」、従業員が企業や組織などの集団の一員であるという自覚を指す「帰属意識」、従業員が組織の成功のために自主的に行動することを指す「行動意欲」の3つの要素で構成され、構成要素を高めることで従業員エンゲージメントも高まると考えられています。

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エンゲージメントと従業員満足度の違い

従業員満足度(ES:Employee Satisfaction)とは、自社の職務内容、労働環境、人間関係、金銭待遇、福利厚生などに対する、「従業員の満足度」を表す指標のことです。

エンゲージメントは企業と従業員との関係性を表すものですが、従業員満足度は給与や福利厚生などの、労働環境や労働条件に対する従業員の満足度を表しています。

従業員エンゲージメントが従業員の貢献意欲を引き出し、従業員が期待しているものを企業が提供することで「業績に直結」しているのに対して、従業員満足度は従業員の満足を生み出すために、企業が従業員に一方的に提供することで「業績に結び付きにくい」のが大きな違いです。

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エンゲージメントが重視される理由

エンゲージメントは、従業員が企業とどれほど強い信頼や愛着を築いているかを表す指標です。

近年、エンゲージメントが重視されている理由について確認してみましょう。

エンゲージメントが重視される理由

  • 人材の流動化の加速

  • 個人の価値観の多様化

  • 生産性向上への期待

人材の流動化の加速

エンゲージメントが重視される理由として、「人材の流動化の加速」があげられます。

従来の日本では、勤続年数に比例して昇進や昇給をする年功序列や、企業が従業員を定年まで雇用し続ける終身雇用などの制度が一般的でした。

近年は成果主義の考え方に基づいた報酬制度を導入する企業が増えるなど、長く勤め続けることが必ずしも安定につながる時代では無くなってきています。

成果主義が強くなる社会の流れの中で、やりがいを得たり、ステップアップしたりすることを目的とした転職は珍しくない時代になり、人材の流動化が進みました。

特に、優秀な人材は、キャリア志向が強いことから転職に踏み切りやすい傾向があります。

将来的に経営者層などの幹部候補になる人材が不足することは、企業にとって大きな痛手となるでしょう。

人材不足の状態を避けるため、将来的に幹部候補となりうる優秀な人材を確保したり、経営スキルを持った人材を育成したりするために、エンゲージメントが重視されるようになったと言えます。

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個人の価値観の多様化

エンゲージメントが重視される理由として、「個人の価値観の多様化」があげられます。

休日出勤や残業過多などの長時間労働が珍しくなかった時代と比べて、近年は有給休暇の取得の推進や、リモートワークの普及など、ライフワークバランスを重視した働き方改革が進んでいます。

ワークライフバランスを重視する社会の動きに伴って、個人の働き方への価値観も多様化してきました。

働き方や働くことへの価値観が急速に変化していくと、従来の方法のままでは、従業員ひとりひとりを細かくマネジメントすることが難しくなるでしょう。

そこで、従業員ひとりひとりの考え方や価値観を尊重するために、従業員エンゲージメントを重視する企業が増えてきたと考えられます。

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生産性向上への期待

エンゲージメントが重視される理由として、「生産性向上への期待」があげられます。

エンゲージメントが向上することは、従業員と企業との結びつきが強くなることを意味します。

従業員と企業との関係性が強くなると、従業員は主体性を持って業務に取り組めるようになり、生産性の向上につながります。

現代は、「VUCA時代」と言われるように、社会全体の変化が激しく、物事の不確実性が高く、将来の予測が難しい時代です。

予測困難で不安定な時代の中で、生産性を向上させ、継続的に事業を発展させていくためにも、従業員のエンゲージメントを向上させる取り組みが重視されています。

さらに、自主的に業務に取り組むことができる従業員が多くなれば、業務での新たな発見や改善点にも気付きやすくなります。

エンゲージメントが向上し、自主性を持った従業員が増えることは、組織の活性化につながることも期待できます。

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エンゲージメントを向上させるメリット

エンゲージメントが向上することで、従業員は企業に愛着を持ち、企業とのつながりが強くなります。

エンゲージメントを向上させ、企業と従業員との関係性が強化されることで得られるメリットについて確認してみましょう。

エンゲージメントを向上させるメリット

  • 業績の向上

  • 離職率の低下

  • 優秀な人材の確保

業績の向上

エンゲージメントを向上させるメリットとして、「業績の向上」があげられます。

エンゲージメントが高まると、従業員が自社に対する愛着を持ち、事業成長に貢献したいという気持ちを強くすることが期待できます。

自社への愛着や貢献したい気持ちは、業務に対するモチベーションの上昇につながります。

また、モチベーションの上昇に伴って従業員ひとりひとりの業務パフォーマンスが向上すると、事業での売上や利益が増加します。

業績の向上によって、企業としての競争力が強まるため、エンゲージメントを向上させることには大きなメリットがあります。

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離職率の低下

エンゲージメントを向上させるメリットとして、「離職率の低下」があげられます。

エンゲージメントが向上し、自社に対する信頼や愛着が強くなると、従業員は長く自社に勤め続けたいと考えるため、企業全体の離職率の低下につながることが期待できます。

また、離職率が低下し、ノウハウやスキルを豊富に蓄積した従業員の割合が多くなることは、中長期的な事業の発展や成長を促進すると考えられます。

熟練した技術や知識を持つベテラン層の従業員を確保することができることからも、エンゲージメントを向上させることには大きなメリットがあります。

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優秀な人材の確保

エンゲージメントを向上させるメリットとして、「優秀な人材の確保」があげられます。

エンゲージメントが向上することは、自社に対する愛着や忠誠心につながります。

従業員が自社を良い企業だと思い、長く勤め続けたいと感じると、転職を考えている知人などに自信を持って自社を紹介したくなるため、リファラル採用が活発になることが期待できます。

リファラル採用は通常の採用方法と比べて、人物像やスキル面などにおいて、理想的な人材とマッチングしやすいという特長があり、優秀な人材の確保にも役立つことが期待できます。

また、新卒や中途の採用の場においても、エンゲージメントが高いことをアピールできると、応募者に自社をより魅力的な企業であると感じてもらうことができます。

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エンゲージメントに関する指標

エンゲージメントは、企業と従業員との結びつきの強さを表すもので、明確な指標で測定することが理想的です。

従業員エンゲージメントに関する3つの指標について確認してみましょう。

エンゲージメント総合指標

エンゲージメント総合指標とは、従業員が会社に対してどのような印象を抱いているか、総合的な評価を数値化したもので、eNPS(employee Net Promoter Score)、総合満足度、継続勤務意向の3つの要素で構成され、一般的にアンケートを実施して算出します。

  • eNPS(Employee Net Promoter Score):自社を勤務先として知人などの第三者に勧めたいかを示す指標

  • 総合満足度:自社への総合的な満足度を示す指標

  • 継続勤務意向:自社で今後も働き続けたいかを示す指標

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ワークエンゲージメント指標

ワークエンゲージメント指標とは、従業員の仕事に対する熱意や没頭力を示す指標で、仕事に関してポジティブかつ充実した心理状態を表し、熱意、没頭、活力の3つの要素で構成され、一般的にアンケートを実施して算出します。

  • 熱意:仕事に誇りとやりがいを感じているかを示す指標

  • 没頭:仕事に熱心に取り組んでいるかを示す指標

  • 活力:仕事から活力を得ていきいきとしているかを示す指標

(参考)厚生労働省「令和元年版労働経済白書 第2部 第3章
(参考)島津明人「職業性ストレスとワーク・エンゲイジメント

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エンゲージメントドライバー指標

エンゲージメントドライバー指標とは、将来的に従業員エンゲージメントを向上させると考えられる要因を示す指標で、組織ドライバー、職務ドライバー、個人ドライバーの3つの要素で構成され、一般的にアンケートを実施して算出します。

  • 組織ドライバー:職場の人間関係や労働環境など、会社と従業員間の状態を示す指標

  • 職務ドライバー:従業員の職務に対する満足度や難易度、当事者意識にを示す指標

  • 個人ドライバー:個人の資質が業務にどのくらい影響するかをを示す指標

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従業員エンゲージメントを高める方法

従業員エンゲージメントを高めることは、従業員のモチベーションの向上や、業績の向上につながるなど、大きな意味を持ちます。

従業員エンゲージメントを向上させるためには、どのような方法があるのか従業員エンゲージメントを高める方法について確認してみましょう。

従業員エンゲージメントを高める方法

  • アンケートやヒアリングでの現状把握

  • 企業理念やビジョンの積極的な発信

  • 快適な職場環境の整備

  • 社内コミュニケーションの活性化

  • マネジメント層の育成

アンケートやヒアリングでの現状把握

従業員エンゲージメントを高める方法として、「アンケートやヒアリングでの現状把握」があげられます。

従業員エンゲージメントを向上させるためには、まず従業員が自社についてどのように感じているのか、現状を把握することが大切です。

現状の把握には、アンケートの実施や従業員へのヒアリングを行うなどの方法があります。

アンケートやヒアリングの項目では、従業員の業務に対するモチベーションの度合いや、職場の人間関係や労働環境について問います。

アンケート実施後は、経営者層や人事部が結果をもとに、必要な改善策を講じます。

企業理念やビジョンの積極的な発信

従業員エンゲージメントを高める方法として、「企業理念やビジョンの積極的な発信」があげられます。

従業員エンゲージメントを向上させるためには、企業理念や将来のビジョンを上層部が積極的に従業員に伝えることが重要です。

自社がどのような理念を抱き、将来的にどのような組織になっていきたいかのビジョンを知らなければ、従業員は自身の業務に対する目的を持ちづらくなってしまいます。

企業理念や理想とする自社のビジョンを共有することで、自社がどのようになっていけば良いのか、従業員ひとりひとりが全体の方向性を掴むことができます。

また、理念やビジョンの発信は、一度行うだけでは定着しづらいため、上層部は日頃から繰り返し発信を行うことが大切です。

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快適な職場環境の整備

従業員エンゲージメントを高める方法として、「快適な職場環境の整備」があげられます。

従業員エンゲージメントを向上させるためには、従業員が長い時間過ごす場所である職場環境を整備することが重要です。

職場の環境整備には、パソコンや快適なインターネット環境などのインフラ面の他、人事評価や給与などの待遇面の整備も必要です。

特に、人事評価が公正で平等な制度のもと行われることは、従業員エンゲージメントの向上に大きく影響します。

また、人間関係に悩まされることの無い、心理的安全性の高い職場づくりも大切です。

心理的安全性の確保では、長時間労働が続いている従業員がいないかといった、心身の健康に関する点も含めて、細かく整備を行うことが求められます。

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社内コミュニケーションの活性化

従業員エンゲージメントを高める方法として、「社内コミュニケーションの活性化」があげられます。

従業員エンゲージメントを向上させるためには、従業員同士のコミュニケーションの活性化も重要な意味を持ちます。

従業員間のコミュニケーションが円滑で、職場全体の風通しが良いことは、従業員ひとりひとりのストレス軽減や、部署内のハラスメント防止につながることが期待できます。

特に、リモートワークの普及により、オフィスで顔を合わせることが必須では無くなってきたことから、コミュニケーションが希薄になりやすいという課題を抱えている企業もあります。

従業員同士のコミュニケーション不足から、自社へのエンゲージメントが薄れることを避ける観点からも、コミュニケーションが活発になるような環境づくりを行うことが重要です。

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マネジメント層の育成

従業員エンゲージメントを高める方法として、「マネジメント層の育成」があげられます。

従業員エンゲージメントを向上させるためには、他の従業員マネジメントを行える管理者層の育成が大切です。

管理者層には、部下が置かれた状況や心情を読み取り、適切な助言やサポートをすることが求められます。

管理者である上司が、自身のことを真剣に考え、必要なサポートをしてくれていると感じると、従業員は自分の職場環境に満足することができ、従業員エンゲージメントの向上につながることが期待できます。

従業員の状況に合わせて的確な対応ができるようなマネジメント層を育成するためにも、企業は積極的に社内教育や研修などを実施するようにしましょう。

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経営戦略と連動した人材育成の方法について解説

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エンゲージメント施策を積極的に行うことで企業価値の向上を目指す

エンゲージメントとは、企業と従業員の間の信頼度や愛着などの関係性の強さを表す指標です。

エンゲージメントが向上することで、企業は優秀な人材を確保しやすくなったり、離職率が低下し、さらに自社の業績に良い影響があります。

中長期的に自社が発展し、市場での競争力を高めていくためにも、企業は従業員に対して自社の理念やビジョンを積極的に発信したり、従業員が働きやすい職場環境を整える施策を行ったりするなどの取り組みが大切です。

また、アンケートの実施などで従業員の現状把握を定期的に行い、従業員エンゲージメント向上のためのPDCAを回し続けることも重要です。

「HRBrain 組織診断サーベイ」では、従業員満足度やエンゲージメントの計測や集計、さらに集計データの見える化をカンタンシンプルに実現し、従業員ひとりひとりのモチベーションやメンタル状況の分析と向上をサポートします。

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  • 課題の優先順位付けから具体的な改善アクションへの接続まで

部署、年齢、役職、性別、評価データなど豊富な分析軸を活用し組織ごとの根本課題を特定できます

  • 人的資本の情報開示にも対応したデータの収集から活用

エンゲージメント状態の定量化を実現し、人的資本の情報開示に必要な人材データの収集が可能

HR大学編集部
HR大学 編集部

HR大学は、タレントマネジメントシステム・組織診断サーベイを提供するHRBrainが運営する、人事評価や目標管理などの情報をお伝えするメディアです。難しく感じられがちな人事を「やさしく学べる」メディアを目指します。

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