#人材育成
2024/09/02

失敗しないeラーニングシステムの選び方!導入のメリット・デメリットを解説

目次

eラーニングシステムとは

eラーニングシステムとは

eラーニングシステムとはインターネットを使った学習形態のことで、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを利用し、時間や場所にとらわれず学習できるシステムをいいます。

eラーニングシステムの概要 

これまでの研修やセミナーでは、主に紙の教材を使い、同じ場所に集合して学習する形式が主流でした。
しかしeラーニングは、一つの場所に集まることなく研修ができ、教材もデータで行うため紙が必要ありません。
さらに学習の進捗確認や、教材の更新ができるため、研修やセミナーの効率化を図ることができます。

ラーニングシステムの種類

eラーニングシステムは主に以下の2種類に分けられます。

  1. カスタマイズ型
  2. オリジナルコンテンツ型
  • カスタマイズ型

カスタマイズ型は決まった研修内容をカスタマイズする形式です。大枠のフレームが決まったものを自社向けにカスタマイズするeラーニングで、コストが低く導入がしやすいことが特徴です。

  • オリジナルコンテンツ型

オリジナルコンテンツ型は一からeラーニングを構築する形式です。設計からすべてオリジナルで作成するため、より自社のニーズに合ったeラーニングが作成できます。

eラーニングシステム導入のメリット・デメリット

eラーニングのメリット・デメリット

ここからはeラーニングシステム導入のメリットとデメリットを解説します。

eラーニングシステム導入のメリット

eラーニングシステム導入のメリットは以下の3点です。

  1. 時間や場所を問わず学習可能
  2. 教育の均質化
  3. 学習履歴の一元管理

それぞれを解説します。

  • 時間や場所を問わず学習可能

eラーニングはパソコンやスマートフォン、タブレットで学習ができるため、時間や場所にとらわれることなく学習ができます。

テレワークが進んでいる現代では、わざわざ出社して研修をする必要がなくなり、労働時間の削減や研修業務の効率化も可能になります。

  • 教育の均質化

eラーニングの場合、受講する全員が同じ内容を同じ講師から学ぶことになり、理解度や習熟度に差が出ることはありません。また従業員に最適な教育を与えることができるため、効率よく人材育成ができるようになります。

  • 学習履歴の一元管理

学習管理システム(LMS)を使用することで、学習の進捗や理解度を一元管理することが可能です。従業員の学習状況を一目でわかるため、社内教育の問題発見や早期解決へとつながりやすくなります。

さらに詳しく学習管理システム(LMS)を知りたい方は「【基礎編】LMSとは?eラーニング研修の効果的な活用方法を解説」をご確認ください。

ラーニングシステム導入のデメリット

eラーニングシステム導入のデメリットは以下の3点です。

  1. モチベーション維持が難しい
  2. 実技は習得しづらい
  3. 学習教材製作の手間やコスト

それぞれを解説します。

  • モチベーション維持が難しい

eラーニングは学習の場所と時間にとらわれないメリットがある一方、従業員自ら時間を作って学習しなければならないため、モチベーションの維持が難しくなります。

学習する目的を示して、モチベーションを維持する工夫をするようにしましょう。

  • 実技は習得しづらい

eラーニングシステムは端末の画面上での学習になるため、実技学習には不向きとされています。

ただし、すべての実技が習得不可能というわけではありません。 たとえば、英語などの言語学習ならば実技演習でもeラーニングで学習が可能です。

  • 学習教材製作の手間やコスト

eラーニングの教材を自社の従業員が製作する場合、製作時間や人件費などのコストがかかることになります。導入費用だけではなく、導入後の手間やコストも考慮してから導入するようにしましょう。

eラーニングシステムの選び方と有料・無料の違い

ラーニングシステムの選び方

eラーニングシステムには数多くの種類があり、選ぶだけでも担当者を悩ませます。

ここからは、自社にどのようなeラーニングシステムが合っているのかを判断するポイントをいくつかご紹介します。

スマホ・タブレットに対応している

eラーニングシステムによってはパソコンのみに対応したものもあります。

現代はスマートフォンやタブレットはほとんどの人が持ち歩いているため、スマートフォン・タブレットに対応していないeラーニングシステムは従業員からの不満も出てくるでしょう。なるべくすべての媒体に対応したシステムを選ぶことをおすすめします。

カスタマイズできる

カスタマイズできるかどうかもeラーニングシステムを選ぶポイントです。

自社でどういう知識やスキルが必要なのかは、社内の人でなければわかりません。カスタマイズを行えることがeラーニングの質を上げることにもつながるため、カスタマイズできるものを選ぶ方が今後の人材教育に活かすことができます。

運用しやすい設計である

eラーニングシステム導入後の管理は主に人事部などの管理部門が行います。

ほかの仕事も抱えながら運用することになるため、できるだけ管理部門が運用しやすい設計のものを選びましょう。

さらに詳しくeラーニングの設計を知りたい方は「【自社でできる!】eラーニングによる最新人材開発手法とコンテンツ制作までを徹底解説」をご確認ください。

無料のeラーニングシステムを選んでもいいのか

eラーニングシステムは無料のものを選んでも問題はありません。

ただし無料で使う場合は利用者数が10人~50人ほどしか使えず、機能もすべて使えないなど、制限がかかります。最終的に使用する従業員のスキルアップにつながるかどうかを考え、有料と無料をよく比較してから、どちらのeラーニングを選ぶか判断しましょう。

eラーニングシステム導入の失敗例

ラーニングシステム導入失敗例

最後にeラーニングシステムを導入に失敗した例をご紹介します。

導入を検討している場合は参考にしてください。

目的を明確にせずに導入

組織に所属をしていると、決定事項や上司の命令を守ることが第一優先になりがちです。スケジュールと予算だけを考えて導入し、どんなeラーニングが必要なのかを考えずに導入すると、従業員はただやるだけになってしまいます。

eラーニングは従業員のスキルを上げるために導入するものです。自社に何が必要なのか、eラーニングを通してどんな人材に育てたいのかを明確にして導入をしましょう。

コンテンツ製作に時間を取られる

質の高いeラーニング用のコンテンツを準備するには、相応の時間と労力が必要になります。コンテンツ製作に時間を取られ、他の業務がおろそかになったり、中途半端なコンテンツが出来上がったりすると本末転倒です。余裕をもったスケジュールでeラーニングを導入するようにしましょう。

学習する文化が定着していない

いくら質の高いeラーニングシステムを導入しても、従業員に学習してもらわなければ意味がありません。

従業員は業務を優先しており、とにかく早く終わらせることを考える者もいるでしょう。eラーニングを使って学習する目的や方法をしっかり説明し、学習する文化を定着させる対策を考える必要があります。

【まとめ】人材管理・タレントマネジメント・教育・評価をカンタン・シンプルに

現代ではeラーニングシステムを利用して研修やセミナーをすることは当り前になりつつあります。

システムの種類や機能、有料・無料など自社に合ったものを選び、社内の人材育成を発展させましょう。

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HR大学編集部
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