納得感が社員の力を引き出す
株式会社サイバーエージェント 取締役 /人事管轄
曽山 哲人 様
- IT・インターネット
- 1001名~
- 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
HRBrain導入開始:2017年02月01日
納得感が社員の力を引き出す
- 課題背景
- 目標から評価までの管理がアナログで、一元化しシンプルに管理したかった
- 打ち手
- 目標から評価までを一気通貫して管理できるHRBrainを導入
- グループ子会社や事業ごとにフォーマットを柔軟に変更し振り返りを行う
- HRBrainにストックされてゆく振り返り面談の記録を元に評価
- 効果
- 管理が簡素化し、メンバーの目標に対する意識が上がった
- コミュニケーションのスピードが上がった
- 人事がより創造的な仕事や考えることに時間を割くことができるように
ー簡単に自己紹介をお願いします。
曽山さま:サイバーエージェントで取締役、人事統括をしております曽山といいます。人事には約12年間携わってきました。
ーさっそくですが、人事で有名なサイバーエージェントを代表する曽山さんですが、組織開発において大事にされていることとは一体なんでしょうか?
曽山さま:組織開発において最も重要なことは“社員の感情に寄り添う”ことです。社員の感情を良いものにしていくには明確な目標が必要です。その目標がきちんと評価されることで、感情はよりポジティブになり、本人の力が引き出せるようになります。このサイクルを回していく中で、HRBrainは目標から評価までが一気通貫になっているところが素晴らしいと思いますね。
ーありがとうございます!その中で目標はどのような役割を担っていますか?
曽山さま:目標がしっかり決まれば、社員はどんな動きをすればいいのかイメージをクリアにする事ができます。
目標が決まったら、定期的に対話を行ない、上司との認識のずれを防ぎ、最後にはそれを振り返って確認し、評価に落とし込みます。このサイクルを回すことは組織が機能する上では非常に重要で、目標はその出発点ですね。
ー評価について重要なのはどういったポイントでしょうか?
曽山さま:何が一番大事かと聞かれたら間違いなく“納得感”です。例えば、自分で「すごい成果を出した!」と思っているのに「イマイチだったな」と言われてしまうとすごくショックですよね。
ーかなりのモチベーションの低下になりますね…
曽山さま:そうならない為には、目標を決めたらその進捗をしっかり上司とすり合わせることです。これでお互いの評価の認識がずれず、納得感が生まれ、メンバーは「また次頑張ろう」と前向きに業務に取り組む事ができます。
目標に対する意識が向上し、管理者は創造的な業務時間が生まれた
ーそういった中でHRBrainを導入した背景を教えてください。
曽山さま:これまでの目標から評価までの管理は非常にアナログで…我々も手作業でやっていたので、それをシンプルにできないものか、という悩みがありました。シンプルに入力して一元化したい、できればそれを見やすく管理したい、そう考えていたところHRBrainに出会い、ドンピシャで課題を解決してくれるサービスだと感じました。詳しく伺ってみても、見やすさ、使いやすさ、まとめ方等が非常に便利でしたので導入させてもらいました。
ーありがとうございます。では現場ではどのようにご活用されていらっしゃいますか?
曽山さま:現在サイバーエージェントグループ内で自然発生的に導入部署が増えているのですが、特徴としては各事業部やグループ子会社で自由にフォーマットを決定、柔軟に変更しているところでしょうか。
曽山さま:例えば、事業部全体で一つの目標を決めて、個人目標を月単位で振り返っていくパターンだったり、大きな組織の目標である事業目標と、個人のスキル目標をそれぞれ書いている事業部もあります。振り返り面談の記録はその都度HRBrainにストックされていくので、それをもとに評価を行なっています。
ーHRBrainを導入して現場ではどのような変化がありましたか?
曽山さま:現場のメンバーからは作業が楽になった、使い心地がいい、という声はとてもよく聞きます。入力も簡単ですし、いつでもすぐに取り出せるので探さなくてよくなったとかですね。
管理が簡単になった結果、目標に対する意識はあきらかに上がりました。目標が入力されると通知が来るので、管理職である私もすぐに見にいったりして、コミュニケーションのスピードが上がったのもよい点ですね。
ー管理側の変化ももう少し伺えますか?
曽山さま:人事側でいうと集計がすごく楽になったのは大きいです。グラフなんかも自動で作成されるので、とても便利で助かっています。こうして作業から解放されることで、人事がより創造的な仕事、考えることに時間に割くことができるようになりました。
ーほかに発見はありましたか?
曽山さま:目標を共有することで一気に目線が上がりましたね。この機能を活用した部署から聞いた話なのですが、お互いの目標を見ることで「目線をあげていこう」とか、「自分のキャリアの軸を変えていこう」とか他のメンバーからの学びがあり、結果として組織全体の目線が上がったというメリットがあったようです。これは管理職の立場からすると非常にありがたい効果ですね。
ーHRBrainをどういった企業におすすめしたいですか?
曽山さま:目標から評価までの管理に困っている、もっとよくしたい、と思われている会社は是非導入されるといいと思います。また、変化が激しい産業にある会社や成長が著しい会社には特にオススメです。こういった会社では事業戦略の変更が起こりやすく、目標の変更も柔軟に行なっていく必要があります。HRBrainではそれに柔軟に対応できるのでおすすめですね。
人事界を代表する曽山さんから非常にありがたいお話をたくさんお伺いすることができました。曽山さん貴重なお時間をありがとうございました!!
※掲載内容は、記事公開の2019年4月時点のものです。