目標と評価は会社のメッセージを伝える大事な手段

目標と評価は会社のメッセージを伝える大事な手段

Idealink株式会社 執行役員

尾上 彰 様

  • メディア・エンタメ
  • 1~50名
  • 人事評価や目標管理の運用を効率化したい

HRBrain導入開始:2017年03月01日

目標と評価は会社のメッセージを伝える大事な手段

  • 課題背景
    • 明確な人事評価制度が存在していなかった
    • 事業の複数展開や従業員の増加により評価の重要性を感じた
    • Excelでの評価運用管理をしてみたが将来的に困難であると感じた
  • 打ち手
    • Excelではなくクラウド上での運用に便利さを感じ、HRBrainを導入
    • 社員と会社の双方向のコミュニケーションツールとしてHRBrainを利用
  • 効果
    • 評価シートが見やすく、ストレスなく管理できるようになった
    • 評価管理の負担軽減により、社員の目標に対する意識が上がった
    • 定量定性目標シートの利用で、柔軟に組織の体重移動ができるようになった

ーまずは簡単に会社のご紹介をお願い致します。

尾上さま:Idealink株式会社は、インターネット広告代理事業、フランチャイズビジネスのマッチングWEBサイト「フランチャイズの窓口」の運営など、多角的に事業展開を行っている会社です。2016年3月に設立したので2017年で2年目になります。

ー急成長中のベンチャー企業ですよね!尾上さんの自己紹介もお願いできますか?

尾上さま:執行役員の尾上(おのうえ)といいます。人事評価業務やバックオフィス業務全般を担当しています。

ーはじめに、HRBrainに興味を持って頂いたきっかけはなんですか?

尾上さま:もともと弊社には今まできちんとした評価制度というものはありませんでした。というのも営業集団から生まれた会社だったので「売った人が評価される」というのは明白で、それ以外の評価の必要性を特に感じていなかったんです。

ですが、社員が増え、事業も複数展開し始めた時に、「そろそろちゃんと評価しないとマズいよね」という話があがってきました。そんな時にTechCrunchでHRBrainの記事をみつけたのが興味を持ったきっかけです。

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ーありがとうございます。実際にHRBrainに触れてみた最初の印象はいかがでしたか?

尾上さま:HRBrainを見せてもらったところ、その当時活用し始めていた、私が作った目標シートのフォーマットと非常に近いフォーマットがすでにHRBrainの中にありました。それは私がいろんな企業の方にヒアリングしながら独学で作成したもので、「これでいいのかな?」という不安があったのですが、HRBrainを見せてもらって、まずは「あ、考え方あってたんだ」と安心しましたね(笑)。

そのように、ベースになる考え方はHRBrainにあるフォーマットと一致していたので、あとは運用していくならエクセルよりもクラウド上で管理できる方が便利だよね、という事で導入を決めました。

負荷の軽減で目標に対する意識が上がった

ー以前はエクセルでの運用も行われたのですか?

尾上さま:はい。導入直前に一度だけやってみました。記入済みデータは紙にして社内に保管しているのですが、これを何年も続けていったら管理が大変なことになるな、と思いましたね。

ーHRBrainを導入してみて、なにか変わったことはありましたか?

尾上さま:私の立場からすると、目標評価シートの入力が終わっていない社員に対して「これやっといてね」と、すごく言いやすくなったな、と感じます。以前はそう言われても、社員はまず「ファイルどこやったっけ…?」から始まるんですよ。それがHRBrainではURLが送られてきたら、アクセスしてすぐに入力できますし、「どこだっけ?」とならずに済みます。

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ー記入者の負担が軽いと依頼しやすいですよね。

尾上さま:そうですね。以前はチャットでシートを送っていたのですが、チャットってどんどんいろんな会話になるので遡って見つけるのも大変で、見つけたとしても次はそれをダウンロードして、保存してってやってくんですが…それを100人の社員がやってるとなると、すごく無駄な時間を生んでしまうな、と感じました。

あとは細かなところですが、エクセルだと記入時に人によってはセルを大きくしすぎたり、真ん中揃えにしてみたり…という癖があって、評価者側からすると一気に見る時はとても見にくいんですよ。HRBrainではそういう事がなく見やすい、ストレスがない、というのは評価者にとってはありがたいですね。

ー入力や管理のハードルが下がると、しっかり目標設定をして評価に繋げる方に意識を向けられるようになりますよね。

尾上さま:それはありますね。エクセルでやってた時は、目標を入力して提出したら、社員はもう手離れしたような感覚になってしまっていたようで、目標を意識するという事が難しい状況でした。それが我々も、メンバーも、ログインすればすぐ見れる、という状態を共有しているので、しっかり記入しますし、定期的に確認もしているようです。目標に対する意識は上がりましたね。

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会社のメッセージをしっかり文字で伝える事が重要

ー会社にとって、目標とその評価はどのような役割を果たしていますか?

尾上さま:目標設定と評価という、社員と会社の双方のコミュニケーションを通して、会社の理念やメッセージを社員にしっかり伝える仕組みになっています。

「会社はこういうところを重視します」という社員と会社の目標、「こういう点を評価しています」という評価が、文字でしっかり伝わるというのは非常に重要ですね。どうしても感覚論になりがちだったりするので。特に評価の部分は理由がクリアになっていないと「好かれていると評価されるのか」とか「営業なら評価されるのか」とか、よくない方向に不満を抱いてしまう事もあります。

そういう気持ちにさせずに、社員一人ひとりがイキイキと活躍していく為には文字でしっかり伝えるというのは必要だなと、評価制度を始めてみて、改めて感じました。

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ー伝えたつもりで伝わっていない、という事は往々にしてありますよね…具体的に目標の活用方法をお伺いできますか?

尾上さま:弊社では定量目標と定性目標(HRBrainのシートフォーマットの1つ「定量定性シート」)を活用しているのですが、例えば売上が落ち込んできた時は定量目標の比重を重くしたり、組織で団結しないといけない時は定性の比重を重くしたり、と臨機応変に活用しています。

また事業の状況によって途中で組織全体の目標が変わることもあります。そうなるとそれに伴って個々人の目標も変える必要があります。そんな時、HRBrainでは変更前の目標をすぐに確認してから変更できるので柔軟な組織の体重移動ができています。

ーHRBrainをどういった企業におすすめしたいですか?

尾上さま:目標設定や評価は結構後からやる会社が多いのですが、小さい組織でも10人程度の規模があれば、早い段階から入れておいた方が後々楽になるなと思います。というのも、組織が大きくなってくると組織図を作り始めますよね。そうして縦の序列が複数できてくると、“誰に”“何を”評価されるのか、というのが見えにくくなってしまうんです。そうなる前に、しっかりその部分を明確にしていくことで強い組織をつくっていけると思います。

また、評価制度が整っていない会社で、職種や事業がすでに複数ある状態だと、それだけ導入時の設計に時間はかかってしまうと思うので、規模が小さいうちに導入して社内事例を作っておくと横への展開もしやすいと思います。

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ー具体的な活用方法など非常に参考になるお話を伺うことができました!尾上さん貴重なお時間をどうもありがとうございました!!

※掲載内容は、記事公開の2020年4月時点のものです。

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※2024年6月時点