人事評価コンサルティング導入で、新しい等級制度の運用が可能に
株式会社イズミテクノ 事業統括本部 課長
藤森一樹 様
株式会社イズミテクノ 事業統括本部 係長
横山身江子 様
- 製造・メーカー
- 51~300名
- 人事制度の見直しをしたい
- 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
- タレントマネジメント
- 人事評価
- 組織診断サーベイ
- コンサルティング
HRBrain導入開始:2021年10月01日
人事評価コンサルティング導入で、新しい等級制度の運用が可能に
- 課題背景
- 評価基準が統一されていないため登用される人材の能力にバラつきがある
- 能力が給与に反映されておらず「感覚」に頼って金額を決めている
- 打ち手
- 等級制度・人事制度の再編成
- 等級に「期待される役割」「求められる行動」を明文化
- 効果
- 役職者が役職に見合った仕事をしているかどうか明らかに
- 役職者に「会社が求めていること」が根付いてきた
- 「会社が求めること」にマッチする人材を採用するという意識づけができた
株式会社イズミテクノにて事業統括本部課長をされている藤森一樹様、係長をされている横山身江子様にHRBrainのサービスの1つである人事評価コンサルティングの導入の経緯、目的、おすすめポイントを伺いました。
ー「株式会社イズミテクノ」の事業内容を教えてください。
アルミニウムの表面に加工処理をしたアルマイトの提供、またアルマイトを中心とした技術相談・新規開発の対応をしています。
ー事業統括本部とは、どのような部門なのでしょうか。
本社工場・宮城工場の2工場に在籍している全従業員、また備品などのヒト・モノの管理を一括して行っている部署です。
ー藤森様のお役回りを教えてください。
藤森様:
事業統括本部の課長として全体的な統括を行っています。
ー横山様のお役回りを教えてください。
横山様:
案件ごとに人員を割り振るなど、アサイン業務をメインに担当しています。また、案件の難易度・業務負荷によってはサポートに入ることもあります。
ーHRBrainを導入するきっかけを教えてください。
藤森様:
2015年に代表の変更に伴い、積極的な事業拡大を行う方針に大きく転換したことが直接の要因です。
元々30名ほどだった町工場から、7年間でその約6倍相当にあたる170名規模の企業に成長しました。急激な規模拡大により、以前のやり方では綻びが出てきました。
「なにがどこにあるのか」を把握すること、書類のフォーマットが混在している、また、「どれが最新のバージョンかわからない」といったことなど、情報の整理が追いつかなくなっていました。
さらに、従業員が増えるなかで、評価基準が統一されていないため登用される人材の能力にバラつきがあることに気づきました。そのため、能力が給与に反映されておらず「感覚」に頼って金額を決めていることが改めて浮き彫りになり、改善の必要性に迫られていました。
そして、人事評価制度の運用をExcelで行っていたので、集計作業自体の限界もありました。
当初はHRBrainのタレントマネジメントシステムのみを導入していました。しかし、実際に評価の運用をし始めたところシステムの活用だけではなく、もともと課題としてあった等級・評価制度の見直しも一緒にできたら良いと気付きました。
ちょうどその時、HRBrainにコンサルティングサービスもあることを知り、お願いすることにしました。現在では包括的にHRBrainの人事領域のサービスを受けています。
ー人事評価コンサルティングでは、どの部分から着手しましたか?
藤森様:
等級制度・人事制度の再編成からですね。
等級の基準を役割で洗い出し、給与に紐づけていく作業からスタートしました。人事まわりの知識が不足していたので、基礎的な考え方からコンサルティングをしてもらえて、大変勉強になりました。
ー人事評価コンサルティングで大変だったところはありますか?
横山様:
等級に「期待される役割」「求められる行動」を明文化することに苦労しました。今までは文字に起こしていなかったため、フワッとしていたんですね。
また「等級」と「役職」を同一視せず、別モノであると認識し、管理する考えも身に付きました。
そして、等級は7段階までを作成しましたが、等級が上がるほどに、どう定義すべきか悩みました。というのも、1等級・2等級・3等級までは「Aさんの役割を落とし込んでいけばいい」という明確な基準がありましたが、等級が上がるにつれて自社の該当者が少なくなるため、それを具体的に言語化する難易度が上がりました。
こちらはイメージをHRBrain担当者に相談し、アドバイスをいただきながら進めていくことができました。
ー人事評価コンサルティング導入後の変化を教えてください。
藤森様:
「期待される役割」「求められる行動」が明確になったことで、「あの人、役職はついてるけどそれに見合った仕事をしてないよね」ということが明らかになったと感じています。こうした変化は、現場からの不満が少なくなることに繋がると感じています。
また、等級制度の運用がスタートしたことによって、役職者に「会社が求めていること」が根付いてきたように感じます。
また「会社が求めること」が明らかになった結果、マッチする人材を採用しようという意識づけができるようになりました。これもポジティブな変化です。
ーどのような企業にHRBrainのサービスを勧めたいですか。
藤森様:
当社のように「これから会社を大きくしていきたい」とお考えの企業様におすすめです。「なんとかしなくちゃ」と頭の片隅にはあるけれど、今一歩踏み出せないという企業に、ぜひ使ってみてほしいですね。
近年の人材不足を受けて、採用も難しくなっています。入社後の待遇が見合わなければ、人材も定着しません。「よりよい会社にしたい」とお考えの企業様の助けになると思います。
※掲載内容は、記事公開の2022年7月時点のものです。