
効率化と透明性を実現する 戦略的人事への挑戦と タレントマネジメントシステム導入までの道のり
みえなか農業協同組合 総務部 部長
田中重良 様
みえなか農業協同組合 総務部 次長 (兼) 施設維持管課 課長
末松潤一 様
みえなか農業協同組合 総務部 人事教育課 課長
鈴木和貴 様
みえなか農業協同組合 総務部 人事教育課 課長代理
加藤雄平 様
- 自治体・その他
- 51~300名
- 人材データを一元管理したい
- ペーパーレス化を進めたい
- 人事評価や目標管理の運用を効率化したい
- タレントマネジメント
- 労務管理
- ストレスチェック
HRBrain導入開始:2024年11月01日
効率化と透明性を実現する 戦略的人事への挑戦と タレントマネジメントシステム導入までの道のり
- 課題背景
- 複数法人の合併により人事データが分散したことによる業務効率の低下
- 人事情報を紙ベースで管理することによるデジタル化への遅れ
- 導入手順
- HRBrainサービスの柔軟性と具体的な運用イメージを評価し、半年間の検討を経て導入を決定
- コストの妥当性や組織全体の効率化と調和を重視し、計画的に導入を進めた
- 今後の展望
- 業務効率化と人材育成を推進し、働きやすい職場環境を構築
- データの一元化と電子化で適材適所の配置と透明性の高い評価を実現
みえなか農業組合 総務部 部長 田中重良様、次長 (兼) 施設維持管課 課長 末松潤一様、人事教育課 課長 鈴木和貴様、人事教育課 課長代理 加藤雄平様にHRBrainを導入した目的、選定の手順を伺いました。
ー 「みえなか農業協同組合」の事業内容を教えてください。
加藤様:
農業に関する各種事業をおこなっています。
従業員数は860名です。※パート・アルバイトを含む(2024年12月時点)
合併による業務効率の低下、データ分散の解消が急務に
ー導入前に抱えていた人事課題を教えてください。
加藤様:
合併に伴い、紙の書類が膨大に増加したことで業務効率が著しく低下しました。この課題を解決するため、システムを活用した電子化を検討することとなり、これが人事システム導入の緊急性を高める大きな要因となりました。
鈴木様:
タレントマネジメントシステムの存在は以前から認識していましたが、合併により、組合内にデータ基盤が複数できてしまったことをきっかけに、システム導入の必要性が急速に高まりました。特に、人事配置を効率的かつ戦略的に進めるために、一元化されたデータ管理の導入が不可欠であると判断しました。
ー今回3つの機能(タレントマネジメント / 労務 / ストレスチェック)を導入いただけた理由を教えてください。
加藤様:
合併により職員数が増え、誰がどこにいるのか把握しづらくなったため、タレントマネジメントシステムを導入して一元管理することで、人員配置の可視化を図りたいと考えました。また労務に関しては、紙ベースで行っていた雇用契約書の確認作業を電子化し、業務効率化を図る狙いもありました。ストレスチェックについては、既存のものよりも運用コストを抑えられることも導入の理由の一つです。
鈴木様:
管理部門として組織の基本計画にデジタル化推進を掲げており、その一環としてのペーパーレス化を進める中で、人事管理についてもシステム化を進める動きがありました。そこで、我々が求めているものをHRBrainなら幅広く実現できそうだと感じたため、HRBrainの導入を決めました。
業務効率と従業員視点を重視したシステム導入の背景
ーどのような経緯(もしくはきっかけ)でシステム検討を進められたのですか?
末松様:
HRBrainをご紹介いただく機会があり、お話を伺ったことをきっかけに、導入を検討し始めました。その後、約半年間の検討期間を経て、導入することを決定しました。以前から、いずれは着手しなければならないと考えていた課題に対し、区切りの良い2025年4月から運用を開始することを目標に設定し、ここに向けて逆算しながら、計画的に準備を進めています。
ー複数のサービスを比較するなかでHRBrainを導入するに至った決め手を教えてください。
加藤様:
システムごとに必要な項目だけを選択して導入できる柔軟性が、導入を決定する大きなポイントとなりました。この柔軟性により、私たちの具体的なニーズに応じたシステム運用が可能になり、最適な選択で効果的な導入を実現できると確信できたことが導入を決めたポイントです。
鈴木様:
システムの導入には手間がかかるという印象があり、特に人事評価制度のデジタル化については、自分たちが多大な労力を費やす必要があると考え、実現は難しいと思っていました。しかし、HRBrainの営業担当の方がスマートフォン上での操作画面を具体的に見せてくださったことで、導入後のイメージがはっきりと掴め、不安が解消されました。
どのシステムを導入する場合でも管理者側の利便性は確保されると思いますが、効率的かつ納得度の高い運用を実現するためには、従業員にとっても使いやすいシステムであることが重要だと考えています。その点で、管理者と従業員の双方にとって使いやすいと感じられたことが、HRBrain選定の最終的な決め手となりました。
ーシステム導入における難しさがあれば教えてください
末松様:
導入に際しては、かかるコストに対して妥当性や整合性がしっかりと確保されているかを慎重に議論しました。投資に見合った効果が得られるかどうかを見極めることが重要なポイントであり、費用対効果の観点からも導入の判断を進めました。
鈴木様:
担当部門においては、システム導入によって業務効率が大幅に向上することが期待されました。一方で、それが人員削減につながるのかということは慎重に検討しました。デジタル化が進むことで組織全体の効率化が図られるのは事実ですが、それに伴って不利益を被ることがないよう、組織全体のバランスを考慮しながら進める必要があります。このような観点から、導入がもたらす効果を全社的な視点で捉え、効率化と調和を両立する取り組みを重視しました。
適材適所の配置と評価制度の刷新で目指す組織力強化
ー今後、HRBrainをどのように活用していきたいですか?
加藤様:
システムの導入により、従来の業務工数を大幅に削減し、これまで十分に取り組めなかった重要な業務や課題への注力が可能な環境を整えることを目指しています。この取り組みを通じて、戦略的な人材育成を推進するとともに、組織全体の効率化を図り、働きやすい職場環境の構築を実現したいと考えています。
Q. HRBrainの導入によって期待している効果があれば教えてください。
鈴木様:
人事管理システムの一元化を進めることで、蓄積されたデータを有効活用し、適材適所な人材配置の実現を目指しています。また、人事評価制度の導入も並行して進め、評価プロセスを電子化することで、より透明性と納得度の高い評価制度を構築したいと考えています。
※掲載内容は取材当時のものです。